ギャラリーイベント

公文健太郎写真展「大地の花」
2005年11月10日、ゴマは結婚式を挙げ、村を出た。
彼女は僕に一通の手紙を手渡してくれた。
手紙の最後に彼女はちいさな祈りを記した。
『夜空の星より大地の花を私にください・・・』


展覧会名称

公文健太郎写真展 『大地の花』 −ネパール 人々のくらしと祈り−

主催:公文健太郎写真展『大地の花』実行委員会・みなと町神戸メリケン画廊
後援:兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会



展覧会期間

2007年11月17日(土)〜12月2(日) 11:00〜19:00(最終日17:00)

※11月17日(土) 18:00〜 オープニングパーティ(参加自由)

今回の関西初個展を記念して、ささやかなパーティを開催します。ご参加は自由となっておりますので、お気軽にご参加下さい。また、この機会に、作家との交流を深めて頂ければと思います。

※11月23日(祝)・24日(土) 作家 公文健太郎氏によるギャラリーツアー。
両日とも、[1回目]12:00〜、[2回目]15:00〜で開催。


作家と一緒に展覧会場を回り、写真の説明や撮影の裏話、ネパールの人々の暮らしについても、色々とお話を聞き、質問も出来ます!是非、ご参加下さいね。お子様連れのご参加も、大歓迎です!



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「澄みきった青空のもと、並んで田植えをする女性たち」「道端に座り込んで世間話に花を咲かすお年寄り」― ネパール・チャウコット村の暮らしを写した公文健太郎の写真は、遠い国の情景にも関わらず、どこか懐かしく、見る人の心を暖かく包んでくれる。

現在26歳の公文は、学生時代に植林活動でネパールを訪れたことがきっかけで、以来8年にわたり、チャウコット村に通い続けている。首都カトマンズから約30キロ離れたこの農村で、人々はお米や野菜を作り、ヤギや牛からミルクを得て生活している。彼らはまた、太陽に、樹木に、石に、日々祈りを奉げる。つつましくも豊かな生活。日本人が忘れつつある暮らしがここにある。

公文は、農作業を手伝い、子どもたちと遊び、村の人々とともに生活をしながら、その日常を写真に収めてきた。どの作品からも彼の暖かな眼差しが伝わってくる。子どもたちのはじけるような笑顔はまた、彼がどれだけ愛されているかも表している。

公文のこれまでの集大成ともいえる写真集が、昨年出版した「大地の花 〜ネパール 人々のくらしと祈り」(東方出版)だ。そして、写真絵本「だいすきなもの ネパール・チャウコット村のこどもたち」(偕成社)をこの10月に上梓した。


11月17日から12月2日まで神戸のメリケン画廊で開かれる写真展「大地の花」は、関西で行われる公文の初の写真展だ。西宮出身ながら、東京に活動のベースを置いているため、過去の写真展は関東が中心だった。チャウコット村を描いたこれまでの作品から100点を展示する予定。また、写真絵本「だいすきなもの」からの作品展示に合わせ、子どもたちにも楽しんでもらえる展示を企画している。

「僕の地元で行われる初の写真展なので、とても楽しみです。ぜひ多くの人に見てもらいたいと思っています」と期待を寄せている。


  2007年10月吉日 ポレポレタイムス社

プロフィール

公文健太郎 (くもん・けんたろう)

フリーカメラマン 1981年生まれ 自由学園卒業 (ポレポレタイムス社所属)

1999年植林活動でネパールを訪れたことをきっかけに、
以来8年に渡ってネパールカブレ地区の農村を尋ね、 撮影活動を行う。
現在はフリーカメラマンとして、雑誌・書籍の撮影を手掛ける一方で、
国内外の被写体 をテーマに作品制作中。



URL

公文健太郎 公式サイト http://www.k-kumon.net
ポレポレタイムス社


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